2000年にB-CLUBより発売された1/144サイズの旧ザク(コロニー強襲部隊仕様)です。原型師は、以前完成させた旧ザク(トップ機)と同じ川崎氏です。本キットの一番の特徴は、ブリティッシュ作戦(コロニー落とし)の際に使用されたガス弾発射器が付属している点です。同作戦において、シーマ・ガラハウがスペースコロニー内部で同器を使用して初めてその中身が毒ガスであったことを知り、悲痛な叫び声をあげるシーンが印象的でした。
パーツ数は全75点で、ポリキャップを組み込むことで若干ではありますが可動します。ハンドパーツは2種類付属し、1つが今回使用したもの、もう1つが角指です。おそらくですが、角指のデザインはHDM9の「ジオン用C-1 ザク角指」と同じであると思われます。また、余剰パーツとしてマルチブレードアンテナが付属しています。
先に完成させたトップ機と並べて飾ることを想定してデカールは使用せず、エッチングパーツによる目立たない程度のディテールアップと軽いウェザリングを行うことで間延びしないよう意識しました。